大蔵高丸――2001.8.14(火)


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◆大蔵高丸
●2001.8.14(火)実施
▲おおくらたかまる_約1,770m、ハマイバ丸_1,752m、おおやがまる(大谷ヶ丸)_1,644m
●稜線38p→下り17p――合計55ポイント
●JR中央本線・甲斐大和駅から
●糸の会で実施――ライトウエイト


●日程的なダブりに加えて、この日はなぜか8.11に歩いた滝子山方面へと抜けるルートをたどった。たぶん、大谷ヶ丸中腹のレンゲショウマの盛りを見てもらいたいという気持ちからだったかと思う。……ただし現地資料紛失によってルート変更後の行動は不明。
●花リスト……2001.8.11に湯ノ沢峠→大蔵高丸→大谷ヶ丸→滝子山分岐で見た花(あいまいさを含んでいます)
ウスユキソウ――ウスユキソウ属――●薄雪草_星状の苞葉にうっすら雪_低い山地に咲く
オオバギボウシ――ギボウシ属――●大葉擬宝珠_長い総状花序_花は6裂する
オカトラノオ――オカトラノオ属――●丘虎の尾
オクモミジバハグマ――モミジバハグマ属――●奥紅葉葉白熊_モミジバハグマは西日本
オトコエシ――オミナエシ属――●男郎花_オミナエシに似るが花は白_5枚の花びら_全体に毛
オミナエシ――オミナエシ属――●女郎花_高原では夏の終わり_秋の七草_黄色の花
オヤマボクチ――ヤマボクチ属――●雄山火口_白い糸をぐるぐる巻き_葉裏にクモ毛_葉の縁がほぼなめらか
カイタカラコウ――メタカラコウ属――●甲斐宝香_黄色の舌状花はふつう5枚
カイフウロ
クガイソウ――クガイソウ属
コウゾリナ――コウゾリナ属――●山野の路傍や高原_茎や葉に剛毛_総苞は黒ずんだ緑
コウリンカ――キオン属――●紅輪花_オレンジの花びらが下垂
コオニユリ――ユリ属
シシウド――シシウド属
シモツケ――バラ科シモツケ属――●下野_直径7cmほどの花序に100個以上の小さな花_雄しべが花弁より長い
シモツケソウ――シモツケソウ属――●下野草_葉はモミジ似で葉脈目立つ_つぼみは顆粒状で花は粉末みたい
ジャコウソウ――ジャコウソウ属――●山地の樹林下
ソバナ――ツリガネニンジン属――●杣菜_白い乳液_花柱出ず
タカネナデシコ――ナデシコ属――●高嶺撫子_苞が2対(カワラナデシコは3-4対)_花に中心に蛇の目
タムラソウ――タムラソウ属――●アザミに似るが刺がない
チダケサシ――チダケサシ属――●乳茸刺_花は淡紅色か白_花軸に淡褐色の腺毛
ツリガネニンジン――ツリガネニンジン属――●釣鐘人参_葉は輪生
トモエシオガマ――シオガマギク属――●巴塩竃_淡紅色の花が巴型
トモエソウ――オトギリソウ属――●黄色の五弁_ねじれて巴型
ノアザミ――アザミ属
ハギ
ハクサンフウロ――フウロソウ属――●白山風露_高山では大群落、山地では群落にならない_花の形・色は多様_秋には草紅葉
ヒメシャジン――ツリガネニンジン属――●姫沙参_シャジンの仲間は変異が多い_葉は基本的に互生だが、対生も輪生もある_萼片に鋸歯があってミヤマシャジンと区別できる
ヒメトラノオ――クワガタソウ属――
フシグロセンノウ――センノウ属――●節黒仙翁_節が赤黒い
マツムシソウ――マツムシソウ属――●松虫草
マルバダケブキ――メタカラコウ属――●丸葉岳蕗_葉はフキに似て大きい_花は黄色で大きく鮮やか_総苞は赤茶色でつぼみのときから目立つ
メタカラコウ――メタカラコウ属――●雌宝香_黄色の花びらが1-3枚_5枚以上はオタカラコウ
ヤナギラン――アカバナ属――●柳蘭_山火事跡に生えるのでFire weed
ヤハズヒゴタイ――トウヒレン属――●低山から深山まで_茎に翼_上部に細毛_頭花は淡紅紫色
ヤマオダマキ――オダマキ属――●山苧環_萼片が赤紫色で花弁は黄色_キバナノヤマオダマキもある
ヤマハハコ――ヤマハハコ属――●山母子_山地から高山まで分布_葉に艶があり3本の葉脈が目立つ
ヤマホタルブクロ――ホタルブクロ属――●山蛍袋_萼片間に付属片がない
ヨツバヒヨドリ――フジバカマ属――●四葉鵯_葉が輪生_花は赤み
レンゲショウマ――レンゲショウマ属――●蓮華升麻_日本特産の1属1種_分布は福島県から奈良県_キンポウゲ科
ワレモコウ――ワレモコウ属――●吾木香

1145湯ノ沢峠を出発→1155-1210最初の小ピーク→1240-50大蔵高丸→1330-45ハマイバ丸先の展望地点→1441-451,626m峰→1505-15大谷ヶ丸→(以下記録紛失)
*大谷ヶ丸から滝子山方面に下り、すみ沢に沿って大鹿川林道へ
*タクシーで大月駅へ(1台4,890円)
*(たぶん)大月で銭湯+和食 *2103大月発の特急かいじで新宿へ taxi_大鹿川林道→大月駅_1台4,890円


◆集合
8.14と8.21(火)08:40
*JR新宿駅・10番線ホーム・前方2両目乗車口
*0836東京始発→0849新宿の中央線快速・大月行きに乗車します。

◆ポイント
●まずはお詫びです。日程に8/14としていましたが、これは単純なミスでして、第3火曜日の8/21が正しかったのです(毎年お盆休みにやってきた「c」と混乱したらしいのです)。8/14で日程を組まれていたかたもいらっしゃるので、両方の日程で実施します。
●お手数ですが、8/14の方は電話/ファクスでご一報下さい。
●ガイドブックには南大菩薩縦走などとも書かれていますが、標高約1,650mの湯ノ沢峠までタクシーで一気に登ってしまって、花の稜線を歩きます。そろそろ秋の花が咲き始めているでしょう。お楽しみに。

◆往路
0836東京始発(中央線快速・大月行き)→0849新宿→0907三鷹→0919西国分寺→0924立川→0939八王子→0947高尾→1022大月
*乗換
1041大月→1059甲斐大和
*タクシーで湯ノ沢峠へ(約40分・1台約6,250円)

◆行動
1200ごろ_湯ノ沢峠を出発――4ポイント(約30分)
1230ごろ_大蔵高丸――9ポイント(約1時間)
1330ごろ_ハマイバ丸――13ポイント(約1時間半)
1500ごろ_大谷ヶ丸――12ポイント(約1時間半)
1630ごろ_曲り沢峠――17ポイント(下りなので70%として約1時間半)
1800ごろ_景徳院
*タクシーで甲斐大和駅へ(1台約1,450円)
*時間のある人は勝沼・ぶどうの丘の天空の湯へ(景徳院から1台約3,130円)

◆往路参考
●武蔵野線+中央線
0755西船橋→0813新松戸→0842南浦和→0912西国分寺
●南武線
0811川崎→0825武蔵小杉→0844登戸→0901府中本町→0913立川

◆費用の目安
JR_新宿→甲斐大和_1,620円
*JR_ホリデーパス(2,040円)を使った場合、大月→甲斐大和(320円)を加えます。新宿→大月が1,280円ですから、山手線沿線の方もホリデーパスが少々お得かと思います。
taxi_甲斐大和駅→湯ノ沢峠_1台約6,250円
taxi_景徳院→甲斐大和駅_1台約1,450円
JR_甲斐大和→新宿_1,620円

◆電話
●タクシー(甲斐大和駅)
勝沼観光タクシー大和営業所_0553-48-2522_4台
●タクシー(大月駅)
富士急山梨ハイヤー大月営業所_0554-22-2455
富士タクシー_0554-22-2516
●入浴
ぶどうの丘温泉・天空の湯_0553-44-2111_1000-2200_600円_水曜定休_宿泊棟素泊まり6,500円

◆持ち物
★食べ物・飲み物――水筒+行動食型昼食+おやつ+予備の飲み物。
★水は2リットルを目安に
夏季日帰り標準セット
●足まわり……運動靴から軽登山靴
●行動着……ドライタイプの登山用Tシャツ+長ズボン+長袖シャツ
●雨具……折りたたみ傘+ゴアテックスレインスーツ
●小物……地図+健康保険証コピー+時計+ポケットライト

◆ルートシミュレーション
*地図は国土地理院1:25,000地形図、甲府2号-4(だいぼさつとうげ)、甲府3号-3(ささご)、を原寸で使用しています。
*シミュレーションマップ上の○印は予定したルートが太い等高線(50m)を横切る地点を中心にした半径50mの円。数字は100m単位の標高です。◇印は山頂から山裾に向かって地図上で計った距離。ごくラフな計り方で500mごとに印をつけてあります。この地図情報の一番簡単な見方は、○印と◇印をどちらも1個(1ポイント)7.5分(2個で15分、8個で1時間)と概算して、山歩きの時間目盛りとする方法です。
●前ページの湯ノ沢峠から大谷ヶ丸までが花の見所となります。たぶん、こんなに簡単でいいのかというほど楽しい道だと思います。
●しかし、タクシーで一気に登ってしまった分を、自分の足で下って取り戻さなければならないのです。似たような長さの稜線を歩いた後、まとまった下りがあります。これがあるので、人がわんさと押しかけることなく、静けさが保たれているのだろうと思います。「明るいうちに下る」というくらいの頑張りは必要かもしれません。


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