発見写真旅・展(3)――2012.5.26 小布施
発見写真旅・展(3)――2012.5.26 小布施



糸の会「5b志賀高原」の1日目に、小布施の町を自由に歩き回りました。
長野電鉄長野駅の改札口前で全員ジャンケンをし、途中下車駅を決めました。小布施になったのは偶然です。
おおよそ12時から午後3時までの3時間、昼食を含めて自由行動としました。

今回の写真出展メンバーは以下の4人(各人3点)です。
河田 恭子
伊藤 幸司
林 智子
曽根 一郎(2点)


【01】から始まる本編の写真は提出された写真をシャッフルしてランダムに並べた「仮展示」の状態のままです。
ネット上での二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただいた方から、そこにさまざまな「投票」が寄せられました。
投票締切後、それぞれの写真に撮影者のキャプション(あらかじめ提出されていました)を加えたので、写真の意図が初めて明らかにされたというものもあるかもしれません。この段階でも二次的な「発見写真旅」を楽しんでいただけるかと思います。
さらに写真サンプルを撮影者別に並べた索引ページを作りました。そのサンプル写真からも展示写真に飛ぶことができます。


撮影:河田 恭子

【08】 【03】 【01】


【08】「マロニエ」が綺麗でした
【03】待てども、ひと現れず
【01】「小布施駅」の山を背景にした塀が印象に残りました


撮影:伊藤 幸司

【04】 【02】 【10】


【04】開いた門からのぞき込んだら若い女性がなにか庭の手入れをしていた、という感じですが、この手前に「オープンガーデン」という札がかかっていたのです。入っていくと庭の山野草の手入れでした。道は奥へと延びているので入っていくと、私が名前を知っている山野草を含めてたくさんのポット苗が並べられていました。種苗屋さんの仕事場を通り抜ける道でした。立派な道も家庭的な道も、50番台、60番台の「オープンガーデン」の札の先にあって、そこに迷い込んだとたんに「小布施」がただものではないということを感じました。
【02】小布施ではまず蕎麦を食べました。栗鹿子を買いました。わらびもちを250円で頼んだらお茶がついてきました。そしてこの栗おこわ(香物付630円)表のお品書きに「妙高市産こがねもち使用」とあったので迷わず頼みました。いなせなお兄さんたちがキビキビと動いてちょっと作りすぎと感じたのですが、レジに置いてあった『セーラが町にやってきた』(清野由美著・日経ビジネス人文庫)を読んで、そこが桝一市村酒造場の古い酒蔵をアメリカ娘のセーラ・マリ・カミングスが作り変えてしまった「蔵部」。長野周辺に泊まったときにはここまで夕食を食べにくるだけの価値ありという和食レストランだったのです。
【10】これはたぶん公道。石畳のように見えるけれどじつは栗の木を埋め込んでいるのです。木が堅いのか、歩いているとしっかりした感触があって、木とは思えません。そういう道が観光道路と生活道路を重ねています。


撮影:林 智子

【09】 【05】 【11】


【09】簡素にして品格あり NO・1──小布施の 枡一市村酒造場の 多くの建造物は 簡素 質実剛健 スタイリッシュです。 瓦に続く 土壁 窓 格子など その構造の美は 新旧の差なしに 心うたれるものがあり 懐かしさや あこがれや さまざまな思いを 抱かせてくれます。 建造物は たくさん写しました。 自分が 写した中の もっとも 好きな一枚です。
【05】簡素にして品格あり NO・2──<お酒は温めの燗がいい さかなはあぶった烏賊でいい 女は無口な人がいい 灯りはぼんやり ともりゃいい・・>と 八代亜紀さんは 歌っていますが こちら枡一では フランス産の お塩を ちらっと舐めて 冷酒を 味わいます。 渋いな。 大人です。 シンプル イズ ザ ベストです。
【11】簡素にして品格あり NO・3──<チッ・ヨッチマッタゼ・ティヤンディ>・と くだ巻く 長屋の ハッツァンのようでもあります。 丸顔の。 枡一の 愛嬌満点の 杉玉です。


撮影:曽根 一郎

【07】 【06】


【07】小布施の町の小間物屋「自在屋」で可愛らしい人形を発見。つい、パチリと撮ってしまった。他の人が店内で撮っているのを店員から注意されているのを見て罪悪感をもった私は、罪滅ぼしのつもりで気に入った焼き物のビアーカップを買った。この人形は「エケコ人形」といってペルーやボリビアで自分がほしいもののミニチュアを首にぶらさげておくと、願いが叶うと信じられているそうで「福の神」といわれている。
【06】とあるホテルの庭にある大きな木から房のようになったピンクの花がいくつも咲いていた。見たことのない花だったので、道の向い側で小さなバラック小屋で野菜を売っていたおばさんに尋ねると「マロニエ」とのこと。歌にもでてくるマロニエの木や花にロマンチックな情が感じられた。ついでに花の名をおしえてもらったお礼に6個で100円のしいたけを買った。


 


【01】撮影:河田 恭子
「小布施駅」の山を背景にした塀が印象に残りました

■投票:伊藤 幸司
小布施駅のホームからは北信五岳が展望できます。
この日はほとんど見えませんでしたから、ホーム脇の広告スペースが主役になりました。
それぞれが競い合っていない調和の広告。広告風飾り壁。
最初は気づきませんでしたが、帰りにはこれが「obuse」なんだとわかりました。
撮影者が意識していたかどうかわかりませんが、これぞ小布施の玄関装飾だったのです。

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【02】撮影:伊藤 幸司
小布施ではまず蕎麦を食べました。栗鹿子を買いました。わらびもちを250円で頼んだらお茶がついてきました。
そしてこの栗おこわ(香物付630円)。表のお品書きに「妙高市産こがねもち使用」とあったので迷わず頼みました。
いなせなお兄さんたちがキビキビと動いてちょっと作りすぎと感じたのですが、レジに置いてあった『セーラが町にやってきた』(清野由美著・日経ビジネス人文庫)を読んで、そこが桝一市村酒造場の古い酒蔵をアメリカ娘のセーラ・マリ・カミングスが作り変えてしまった「蔵部」と知りました。
長野周辺に泊まったときにはここまで夕食を食べにくるだけの価値ありという和食レストランだったのです。

■投票:矢野 博子
美味しそうな栗の香りがしてきます・・・伊藤コーチ?

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【03】撮影:河田 恭子
待てども、ひと現れず

■投票:伊藤 幸司
どこで撮られた写真かわかりませんが、小布施を歩く気分がまさにこれです。
全体としてよく整えられた町並みを、家の庭先に誘いこまれるオープンガーデンの道で縦横に歩ける感じなのです。
どこにどんな光景が仕掛けられていても全然驚かないようになります。

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【04】撮影:伊藤 幸司
開いた門からのぞき込んだら若い女性がなにか庭の手入れをしていた、という感じですが、この手前に「オープンガーデン」という札がかかっていたのです。
入っていくと庭の山野草の手入れでした。
道は奥へと延びているので入っていくと、私が名前を知っている山野草を含めてたくさんのポット苗が並べられていました。
種苗屋さんの仕事場を通り抜ける道でした。
立派な道も家庭的な道も、50番台、60番台の「オープンガーデン」の札の先にあって、そこに迷い込んだとたんに「小布施」がただものではないということを感じました。

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【05】撮影:林 智子
簡素にして品格あり(2)
<お酒は温めの燗がいい さかなはあぶった烏賊でいい
女は無口な人がいい 灯りはぼんやり ともりゃいい・・>
と 八代亜紀さんは 歌っていますが 
こちら枡一では フランス産のお塩を ちらっと舐めて 冷酒を 味わいます。
渋いな。
大人です。
シンプル イズ ザ ベストです。

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【06】撮影:曽根 一郎
とあるホテルの庭にある大きな木から房のようになったピンクの花がいくつも咲いていた。
見たことのない花だったので、道の向い側で小さなバラック小屋で野菜を売っていたおばさんに尋ねると「マロニエ」とのこと。
歌にもでてくるマロニエの木や花にロマンチックな情が感じられた。
ついでに花の名をおしえてもらったお礼に6個で100円のしいたけを買った。

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【07】撮影:曽根 一郎
小布施の町の小間物屋「自在屋」で可愛らしい人形を発見。つい、パチリと撮ってしまった。
他の人が店内で撮っているのを店員から注意されているのを見て罪悪感をもった私は、罪滅ぼしのつもりで気に入った焼き物のビアーカップを買った。
この人形は「エケコ人形」といってペルーやボリビアで自分がほしいもののミニチュアを首にぶらさげておくと、願いが叶うと信じられているそうで「福の神」といわれている。

■投票:矢野 博子
何が”エケコ”なのか分からないけど みていて 楽しい。・・・かわたさん?

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【08】撮影:河田 恭子
「マロニエ」が綺麗でした

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【09】撮影:林 智子
簡素にして品格あり(1)
小布施の 枡一市村酒造場の 多くの建造物は 簡素 質実剛健 スタイリッシュです。
瓦に続く 土壁 窓 格子など その構造の美は 新旧の差なしに 心うたれるものがあり 懐かしさや あこがれや さまざまな思いを 抱かせてくれます。
建造物は たくさん写しました。
自分が 写した中の もっとも 好きな一枚です。

■投票:伊藤 幸司
やられた、という写真です。
たぶん小布施堂関係の建物で、セーラ・マリ・カミングスと建築デザイナー・ジョン・モーフォードの仕掛けた小布施流ではないかと疑ってしまいます。

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【10】撮影:伊藤 幸司
これはたぶん公道。
石畳のように見えるけれどじつは栗の木を埋め込んでいるのです。
木が堅いのか、歩いているとしっかりした感触があって、木とは思えません。
そういう道が観光道路と生活道路を重ねています。

■投票:矢野 博子
こじんまりして きれいな小布施の町の感じが 伝わってくる・・・そねさん?

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【11】撮影:林 智子
簡素にして品格あり(3)
<チッ・ヨッチマッタゼ・ティヤンディ>
と くだ巻く 長屋の ハッツァンのようでもあります。 
丸顔の。
枡一の 愛嬌満点の 杉玉です。


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